2008年11月30日

9年前の今日

また 息子Ryoの 話です。。。

Ryo の誕生日は10月28日。




9年前の今日
出産日記 つけてました。。
「10.28(木) 9:06 おめでとう!2585gの元気な男の子です~」だって^^;

一週間後 私一人で産婦人科を退院。
担当医に「心雑音するから 念のため心臓の検査しておいで」と紹介状を頂いたのは この時でした。

Ryoは黄疸の治療のため まだ入院中。一旦 退院したけど二日後の検査の数値が悪く再入院。
そんな中 当時の南九州中央病院へ 心臓の検査に行きました。

産婦人科の先生も
「検査して ほとんどの方が 大丈夫でした~って帰ってくるからね。安心するために受けておいで!」
もちろん私も 軽い気持ちで 病院に行きました!

でも 検査が進むうちに 先生方がバタバタしだして・・・
「お子さんの心臓から出ている大動脈が途中で切れてます。心室の壁にも穴が開いてます。」
何度も 「先生、カルテ 他の子どもさんと間違ってませんか?」って聞こうとしました。
ポカンとしていたと思います。

本当の事なんだ!って理解したのは看護婦さんの
「突然で びっくりしたね。お母さんが気を強くもって頑張って」
の言葉でした。目の前が真っ暗になって、
「私、なんてこと してしまったんだろう・・・」
とにかく 自分を責めました。

まだ 名前も付いてない我が子に 申し訳なくて・・・
跡取りができたって喜んでくれた義父に申し訳なくて・・・

手術は 福岡のこども病院で。
手術日が決まってなくての福岡入りだったので 一日一日が長く思えました。


転院してから三週間後
Ryoがもう一度 生まれた日。

9年前の今日、手術を受けました。

8時間後手術室から出てきた Ryo は まるで別人でした。
頬はこけて 目はくぼみ・・・唯一 確認できたのは 
かすかに残った 足の裏の「Oベビー」の文字。





 9年前の今日
術後すぐは 「おでこ」と「肩」に点滴を縫い付けられ
お腹から2本のチューブと ペースメーカー用の電気のコード・・・
小さな体から たくさんの管が出ていて いたたまれない気持ちでした
それでも術前と術後で呼吸の仕方が変わっていて
とても ゆっくり呼吸している姿を見て 安心しました♪


写真は術後三日後です。

術後は 主治医の先生も看護婦さんもビックリするほどの回復力で
二週間後に退院できました!!

入院中、私を支えてくれたくれたのは 同じ悩みを持つお母さんの話、乗り越えた先輩お母さんの話、
そんな体験を綴った一冊の本。(借りていた本だったので 手元にありませんが・・・)
辛いのは私だけはないという事実。

Ryoが手術を受けるまで 生と死の事いろいろ考えました。
何で人って 必ず死ぬのに生まれるんだろう・・・
Ryoの生まれてきた理由ってなんだろう・・・

自分なりの答えは
「人は みんな役目を持って生まれてきて
その役目を果たした時に 死を与えられるのかな・・・」

Ryoは それまで やった事のない術法で手術を受けました。
その日本でも世界でもなかった方法での手術を受けるために生まれてきた。
術後のデータを残すために 生かされている。。。

そして 私は そんなRyoを産み育てるために 今まで生かされてきたのかな。。。





『人間って何だ?』
『考え出したら根本までさかのぼる。』・・・

 Jamais Jamaisu著 『B型 自分の説明書』

に載ってたな。。。ねぇ Tちゃん。。。






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Posted by miz at 11:37│Comments(8)my family
この記事へのコメント
Ryoちゃん
mizさんのもとに生まれてきて
すごく、すごく幸せなお子さんですね。

うちの娘も産まれてすぐいろんなチューブにつながれてました。

今では僕の最高の相棒です。

誕生日も、産まれた時の体重も、時間帯も一緒w

そして…『B型』(笑)
Posted by sproutsprout at 2008年11月30日 11:51
⊃`ノ二千ヮ..〆(^▽^*)
手術の日って、もう1つの誕生日みたいな感じで、丸何年たったなぁ~
と数えちゃいますね。
最初のうちは、1年1年写真もとっていましたよ。
市内でのかかりつけは同じ病院みたいですね。
同じ年かも(今3年生)。
Posted by hiro♪hiro♪ at 2008年11月30日 12:37
こんにちは。

...うちの子の心雑音は、もう
聞こえてこなくなりました。
すごくすごく心配したあの日々。
今でもはっきりと覚えています。。。

ちいさい...何もしゃべれない子に手術は
ホント、かわいそうだと思います。
なるべくなるべく、苦しいことの少ない
人生を...子どもたちには送ってもらいたいです。
甘やかしすぎかなぁ。
Posted by お花のひだか at 2008年11月30日 12:45
sproutさん*

コメントありがとうございます^^

sproutさんの最初の3行の言葉。
私にとって一番 嬉しい言葉です^^涙がでるぐらい・・・

記事に書くことで 同じ様に悩んだり苦しんでいる方が
少しでも元気になってくれたら・・・
そんな気持ちで書きましたが

こうやってコメントをよせてくださる方と
私自身、分かち合いたかったのかな^^;

病気で生まれてきた子どもの親になったのも
何か役割を託されているようでなりません。
私たちにできることって ないのか・・・

たまに 考えます。。。
(B型だから・・・たまに・・・すぐ忘れるんで。)

sproutさんの相棒である娘さん、最高の遺伝子 受け継いだのですね♪

『B型』の~(^・^) 
Posted by miz at 2008年11月30日 17:14
hiro♪さん*

手術日は記念日ですね^^
今、こうして元気に生活してくれてるから言える事なんですけど・・・

あの当時は 悪い方にばっかり考えていたけど
考え方をプラスに変えた時から
状況が良い方にすすんだ気がします。

病院、一緒ですか~^^
学年も!
病院で お会いしてるかもしれませんね(*^▽^*)
Posted by miz at 2008年11月30日 17:27
お花のひだか さん*

ひだかさんの 子どもさんもでしたか・・・
心配したでしょうね(T・T)

「病気を抱えた子は そういう宿命をもって 生まれてくるんだ。
そして この子と闘ってくれる親として あなたは選ばれたんだよ。」

こう励まされた時は 正直 複雑でした。
そんなに強くないし・・・

でも この経験のおかげで 精神面 強くなれたし
ちょっとやそっとの事では めげなくなりましたね。。。
子どもが死に直面している・・・
あれ以上の 辛さはないですから!

ひだかさん、辛い思いされたから
こんなに優しいんですね(*^・^*)
Posted by miz at 2008年11月30日 17:44
息子さんとママさん、そしてご家族が頑張った日なのですね…
こうやって今があるんですね。
息子さん、頑張ったなあ…。

長男は不整脈で生後八日で精密検査しましたが、先日生まれた次男は脊椎の
病気かも…で同じ病院で先週、MRIを撮ってきました。

結果、異常なしだったのですが、この2ヶ月不安でたまりませんでした。
もちろん病気が見つかっても全力で支えるつもりでしたけれど、やっぱり命があって、成長していけるって、何にも増してありがたいことですものね。
Posted by kit at 2008年12月01日 13:15
kitさん*

お久しぶりです(^ー^*)

周りに支えられたから 頑張れました。
娘も・・・1歳6ヶ月で離れて 2ヶ月を過ごし、かわいそうな事をしたと思ってます。

kitさんも 息子さんの事で心配されましたね(T・T)
検査の結果が良くて何よりです(*^ー^*)

お互いに 子ども達の成長、見守っていきましょうね♪
Posted by miz at 2008年12月02日 21:48
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